厚岸湖・別寒辺牛湿原の野鳥たち

厚岸湖・別寒辺牛湿原の野鳥たち

種名 状況
オオハクチョウ

12月2日現在、約1,000羽弱。周辺の農耕地に結構な数がいます。

タンチョウ 観察館から見えるところのタンチョウつがいは、4月8日に抱卵を開始し、なんと7月中旬まで卵を抱き続けていました。もちろん無精卵か、途中で死亡した可能性が高いのですが、通常1ヶ月強の抱卵期の3倍以上、卵を抱き続けたこのつがいにビックリしています。もちろんヒナがふ化することはありませんでした。それ以外のタンチョウも含め、まだ別寒辺牛川河口も厚岸湖も凍っていないので、時々湿原に戻ってくるものがいますが、周辺の農耕地の方がはるかに多い時期です。
アオサギなど ほとんどが何かしたようですが、たまに少数を見ることがあります。
オオワシ

まだ少ないですが、町内でも見られるようになってきました。

オジロワシ

観察館を中心に半径5km以内に6つがいが繁殖していますが、その全ての育雛の途中でヒナが全滅しました。これは、3月中旬から始まった海洋性鳥類の鳥インフルエンザの影響と考えられ、ふだんはオジロワシが捕まえることができないウミネコですが、ウミネコは数多く強毒性鳥インフルエンザにかかっていましたので、それで衰弱した、あるいは死亡したものを巣に持ち込んだのが原因と考えられています。実際に巣内に持ち込まれがウミネコを確認しています。親は感染しないようで、全つがいは生存しています。
観察館周辺では、元々ここで繁殖していた親以外にも、ちらほら渡ってきたオジロワシも出てくるようになってきています。

カモ達 マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、スズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カワアイサ、ミコアイサ、ホオジロガモなどが中心。
その野鳥たち 詳細は野鳥リストのコーナー
珍鳥・迷鳥類 しばらく静かですね。


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