営巣放棄したタンチョウ番い


 強烈な亜成鳥の侵入に、ふだんの落ちつきがなくなってしまっていた5月5日、とうとう営巣をやめてしまいました。詳しい理由は不明ですが、巣を空けていた時間が多くなっていましたので、他の鳥かキツネにやられる可能性は非常に大きかったと思われます。

 ご覧のとおり、キツネはいつも徘徊しておりますし、野犬や帰化したミンクなど天敵はいっぱいです。

 巣を放棄して2羽とも外に出てしまったときの映像です。
 後日の調査により、襲われたと思われる時間帯が夜間で、卵の痕跡もないことから、4つ足の動物にやられたのではないかということでした。

 しかし、現在も頻繁に交尾や造巣行動を行っていますので、ひょっとしたら再営巣するかもしれません。


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